おわりと、はじまりと。
2014年1月19日、野菜ソムリエの2次試験がありました。
内容は1分から3分程度のプレゼンテーションと面接。
試験1、2週間前くらいから少しずつ自分の考えをまとめていたのですが、
なかなかうまくまとまらないので、無理言って上司に一度聞いてもらったり、
仲のよい同僚の方にカラオケボックスで練習を付き合ってもらったり、
(その後、マライア、セリーヌディオン、アバ、カーペンターズ、モーニング娘。を一緒に歌ったり!)、
その方のパパさんにもアドバイスをもらったりして試験前日にはなんとかカタチになりました。
試験当日。
大阪での試験開始時間が11時からだったので、朝の4時に起きて考えた内容を再度まとめたりして、
6時に家を出て妹尾駅に向かいました。
朝はいつも芯から冷えるけど、その日は不安とか興奮とかいろんな感情が体の中で動き回ってきて、
何だか寒さを気にしていられないような不思議な感じでした。
駅に自転車を置くときは、7番置き場の手前から7番目をゲット。
(こういう小さいことが好きな自分。)
高速バス乗り場まで行くとなんと受付窓口が閉まっていました。
どうやら早すぎたようで乗車券が買えないのでバス運転手の方に聞いてみると
「今日は満席だよ。」と返答が。
実は大学のセンター試験日と野菜ソムリエの試験日が重なっていたようで、いつもガラガラのバスには
たくさんの若い子たちの姿も見えました。
「これは次の便もその次の便も満席かもしれない」と思ったので、急遽電車で行くことに変更。
JRを使って岡山から姫路、姫路から大阪へ向かいました。
少し電車が遅れたけど、それでも10時前には着くことができて一安心しました。
いつも大阪に行くときは高速バスだったので、電車で行くことはまた違った趣がありました。
工場の煙突からモクモク噴き出る煙だったり、
曇った空気の中でも豊かに流れる河原のせせらぎ、
庭でふわふわ揺れる洗濯物、
電車が過ぎるのを静かに待つ通勤途中の少し眠たそうなサラリーマン、
そして聴覚障害者の方を優しく優先座席に誘導するJRのお兄さん。
普段から見かける光景がなんだかとても新鮮に見えて、
いい意味で本番までの緊張を解きほぐしてくれるかのようでした。
電車の中では、何度も何度も言いたいことを頭の中で反復練習したので、
到着後すぐに大阪駅内のスーパーで野菜と果物を買いにいきました。(観光とかよりこれが何より楽しみで笑)
(試験終了予定時間から帰りの高速バスまでの時間が20分しかなかったため)
岡山では普段見かけない野菜・果物があるのが大阪の魅力でして、
以前鮮度の良いものがなかったので購入を見送っていたキクイモやアロエベラ(でかいアロエ。野菜。)などを
今回はばっちり購入しました。もうウキウキでした。
買い物も無事済んで、やっと会場に向かうと、自分の他に3人の受験生が既に座っていました。
3人とも女性で、今回は4人1組で受ける試験とのこと。
本番前ということで、自分と周りの方の緊張もほぐす意味で皆さんと軽くおしゃべりをしましたが、
今思うと、かえって迷惑だったかなとも思ったり。(邪魔だったらごめんなさい。)
その後、本番。
まず、一人ずつ面接官の方の前で事前に言われていたテーマのプレゼンテーションを行うスタイルで、
自分は4人の中で2番目でした。
言いたいことは何とか言えたと思うのですが、なにせ緊張していたのでよく分からない。。、
最初に話した方はメモ用紙も持ってきておらず、それでもきちんと伝えたいことを伝えておられたので感心しました。
その後、面接として質問が各自に2,3個あったのですが、
もっとたくさんのことを質問されると思っていたので、逆に焦りました。
「え、もう終わり・・・?」みたいな。
言いたいこと、伝えるべきことをあの少ない質問の中で、本当にきちんと回答できていたのか正直よく分からないまま
試験が終了してしまい、少し後悔の残る結果となりました。もっと言いたいことがあったのになぁ、と。
それでもこれで試験はおしまい。
悔いはあるけど、それでも頑張ったから、合格でも不合格でも自分を肯定できそうです。
そして試験の終わりは同時に新しい生活の幕開けも意味しています。
ニュージーランドから帰ってきたときにいろいろと目標をつくったのですが、
野菜ソムリエの試験が最後の目標でした。
すべて達成するために2年半ほどかかりましたが、これですべての目標を一応クリア。((合格していれば)
この期間、十分に成長することができたと感じていて、とても意味のある時間だったなと思っています。
これからはまた新しい気持ちで次の目標に向かって進んでいこうと思います。
何はともあれ、面接の練習に付き合ってくれた方々、
今回面接をしてくださった方、一緒に面接を受けてくださった方々に感謝。
受かってますように。
あ、でも不合格でも一応報告します。
たくさん頑張ったし、恥ずかしいことではないと思うので。
ではまた。