やまもとひろきのおもいで貯蓄。

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レイチェル・ヤマガタのコンサートへ。 / To Rachael Yamagata’s concert

   

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10月21日。
サラ・マクラクランのコンサートがあった翌日、今度はアメリカ出身の日独伊三国同盟レイチェル・ヤマガタさんのライブに行ってきました。
サラのコンサート明けの仕事は眠かったにもかかわらず、それでも前夜のライブの高揚感がまだ体に染み付いていて、
とても楽しくできました。そして今回のレイチェルのライブへのドキドキ感で不気味にニコニコしながらかぼちゃ切ってたのは私です。
そして今回のライブは昨日の女子会のメンバー、EさんとNさん、そしてEさんの彼氏様と一緒にライブに行くことになっていました。
いつもどおり仕事が終わった僕はライブまでの時間をエージェントのオフィスで過ごそうと思っていたのですが、
なんとE様より「ライブ前にうちでスペアリブを食べませんか?」との神のお声が。
Nさんと一緒に恐れ多くも伺ったのでありました。
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ピザ(1切れ1ドル25セント)を手に持っていったのですが、完璧にEさんの彼がつくったローストビーフとパスタに味が負けており、逆に料理の完成度を下げてしまう結果に。(ピザに失礼ですが)
それほどにロースとビーフとパスタが美味しかったということです。本当に感謝。
さらに彼氏様のお車でライブ会場まで運んでくださるとのことで、甘えまくってしまいました。
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レイチェル・ヤマガタさんはサラ・マクラクランほど有名ではないのですが、
ぼくの中ではサラ・マクラクランと張るほどのすごいお方。
彼女のアルバムも学生の頃に買って一聴惚れしたことを思い出します。
何がすごいかというと、その少ししゃがれた声から吐き出すように出される歌声!
特にパワーバラードの名手としてぼくの中で確固たる地位を確立されておりまして、「Heavyweight / Dealbreaker / You Won’t Let Me / Over and Over」なんかの彼女のバラードは本当に本当に感動もの。
彼女はたびたび日本に来てくれるのですが、もちろんぼくの故郷の岡山には来てくれずだったので、
今回こうして彼女の生歌をバンクーバーで聴けることが本当に楽しみで仕方がなかったわけです。
都市最高!
ということで、会場は上の写真。
小さなライブハウスという感じで、雰囲気いい感じでした。
4人で椅子に腰掛けて喋っていると、前座の方が突然スタートしたので、不意打ちをくらいました。
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Hemmingさんという方でした。
ギター1本と歌声で、不良少女が世間に文句を言うようなけだるいムーディーな感じが特徴でした。
”たばこが似合う少女”っていう感じ。
歌詞にもたしかタバコが出てきたと思います。「your clothes always smell like a cigarette」みたいな。
彼女のときは、ステージ前に一人しか観客が立って聴いていなくて、ちょっとかわいそうでした。
観客の皆さん、ステージ前に行っていいものか分からず、まだ椅子に座って聴いている人が多かったです。
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そして前座2組目は The Dove and The Wolfのお二人。
見た感じむちゃくちゃ若くて、おじさん驚き。
よく分からないのですが、二人のハーモニーはアイルランド的な高尚で清潔な香りがしました。
この時点でようやくステージ前にみんな立って鑑賞し始めた感じで、レイチェルのライブへといい空気をつくってくれました。
そして。
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レイチェルきた!!!!!!!!!!
バンドスタイルで登場されました。
ぼくはよくレイチェルの顔が見えるように、斜めに向けられたピアノが正面に来るような場所を確保していたので、
写真のとおりレイチェルの美しい顔が丸見えでした。
そしてまずはピアノ曲で軽々と観客を圧倒。
CDの音源とは格段に違う圧倒的な声の存在感に、ぼくの心は一気に空へ舞い上がりました。(500メートルほど)
さらに聴きたかった「Be Be Your Love」を演奏されたときは、もうすごかったです。
もうほんとにすごくて、すごすぎました。普段使わない言葉で、スゲー!ってなりました。(?)
ライブになるとこんなに高揚感があって、こんなに胸にこの曲がガツンと来るのか!と。
さらにさらにぼくの彼女の中でもベスト3曲「Heavyweight」。
こちらは彼女一人のピアノ演奏で歌われたのですが、シンプルですごく良かったです。
EPに収められているアレンジも夢見心地でむちゃくちゃ大好きなのですが、ピアノ一本でもむちゃくちゃ良かったです。
さらにさらにさらに!
ぼくの一番好きな曲「You Won’t Let Me」はバンドスタイルできました。
もうイントロ聞いただけで、飛び跳ねました。
そしてサビはバンドメンバーのハモリも入って、むちゃくちゃ力強くて。心臓ドキドキでした。圧倒的すぎるのだもの。
さらにさらにさらにさらに!!
パワーバラードの「Dealbreaker」もしっかりと聴かせてくださって、もうほんとに感激でした。
サビの「All of this means nothing」は裏声で聴かせてくれました。
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その他、近々出るとされる新しいアルバムからの新曲もいくつかあったり(多分新しいアルバムけっこうロック色が強いです。)、大大満足のライブで立ちっぱなしで足が痛いのも何のそのでした。
あとピアノも似合うけど、ギター抱えてる姿もすごく似合うのだと今回初めて分かりました。
声量がすごくて、やっぱり本物の歌手なんだなぁなんて分かりきったことを今更ながら思いました。
ライブハウスという小さな箱だったのも良かったです。こんなに近くで顔を拝見できるとは思っていなかったので。
ということで。
楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまうものでライブが無事終了。
サラ・マクラクランとはまた違った感動をいただきました。
そしてなんとまた車で家まで彼氏様が送ってくださったのでありました。こちらも感動。
今回こんな素敵な時間を共有してくれたEさんと彼氏様、Nさんには本当に感謝!
きっとひとりでは怖くて行けなかったのです。
家に帰るとすでに日が変わっており、感動を抱きしめてすぐに床に就いたのでありました。
ではまた。

 - おもいで。