きんかんの甘露煮
毎年、金柑が出てくる時期になると甘露煮をつくる。
これはもう習慣といっていい。
父親の実家には金柑の木がある。
毎年、たくさんの実がつき、子どもの頃、それをもぐのが楽しかった記憶がある。
でも食べるのは苦手だった。もぐだけもいで、全く手を付けなかった。
今思えば親に申し訳ないのだが、金柑独特の苦味が嫌いだった。
20歳になり仕事を始めてから、金柑が入荷。
ちょうどパックの中に甘露煮のレシピが入っていた。
僕にとってそれが金柑を好きになったきっかけ。
生で食べても美味しかったし、甘露煮にしたらとってもほろ苦くも甘くて美味しかったのです。
今思い返せば、仕事を始めてからちょっとしたことで好きになれた食べ物が多いようにも思う。
つくれば毎年のように写真を撮るんだけど、
今回が一番良く撮れたように思う。
ちょっとずつ成長できているんだろうか。
なんとなく嬉しくなった。
それはそうと、ここ数日風邪を引いており、
この甘露煮を食べると結構気分的に助けられている。
やっぱり僕と果物の関係は切っても切れないのです。
赤い糸で結ばれているのです。
言い過ぎか。
ではまた。