やまもとひろきのおもいで貯蓄。

*

シシリアンルージュトマトでガーリックソテー

   

sisirian5.jpg
調理用トマトというものがある。
上の写真もシシリアン・ルージュもそのひとつ。
日本のトマトは基本的に
赤系トマト」と「ピンク系トマト」に分かれるのだけれど、
知らない人は「ピンク系トマト??トマトだいたい赤いでしょ??」みたいに思われると思う。
実際そのとおりなんだけど(黄色やオレンジもあるけど)、一応
調理用トマトが「赤系」で、生食用トマトが「ピンク系」という区分になっている。
sisirian6.jpg
ぼくもここ最近まで知らなかったのだが、
生食用のトマトは木で完熟するとやわらかくなるそうで、
これはイコール商品価値が下がるということ。(スーパーでやわらかいトマトは見切り品に回ったりする)
逆に調理用トマトは木で完熟してもやわらかくならないそう。
これは同時に調理用トマトは栄養価が生食用のものよりとても高いとこを意味していて、
さらにこれも知られていないことだけど、通常のピンク系トマトは未熟の状態で収穫して
流通の過程で赤く熟しているのが大半なので、
木で完熟したものと栄養価は比べ物にならないと思われる。
手元のシシリアンルージュについての資料によると、
通常のピンク系大玉トマトと比べて
リコピンが約8倍
ペクチンがより豊富
ギャバ(y-アミノ酢酸が約2倍
うま味物質として知られているグルタミン酸(たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の中の一つ)が約3倍
とかなり魅力的。
さらに
リコピン(美白効果があるといわれている)はオリーブオイルと一緒に摂取することで
吸収率が上がる

ので、調理するのが望ましい。
ということで、レシピを見ながらシシリアンルージュのガーリックソテーをつくってみた。
sisirian2.jpg
最初に沸騰したお湯にトマトを入れ、その後湯剥きした。
爪でぷちっ、と切り込みを入れて軽く押してやると、ぷるんっ、と出てくるのが非常に楽しい。
その後それをたっぷりのオリーブオイル、スライスしたニンニク(多めに入れてみた)と塩で炒めたら完成。
簡単。
sisirian1.jpg
炒めすぎていくつか実が崩れてスープみたいになったけど、気にしない。(何事も前向きに)
庭に生えている成長しすぎて固くなったイタリアンパセリを添えてあげるとかわいくなった。
ビビッドなカラーコントラストはいつだって素敵。
sisirian3.jpg
ぼくは実家暮らしで母がいつも食事をつくるので、
正直久しぶりに料理(簡単すぎるけど料理と呼ばせてください)をしたのだけれど、
これからはもう少し手伝ってあげたいと思った。
先日の母の日と合わせて。
いつもご飯をつくってくれてありがとう、お母さん。
とりあえずキッチンがいまだにニンニク臭いのが今の悩み。(入れすぎた)
ではまた。

 - おもいで。