くりすますいんふぇるの
12月23日、岡山でゲイやレズビアンの人たちが集まる音楽パーティーがありました。
場所はルネスホール。
ルネスホールといえば元々は大正11年(1922年)に日本銀行岡山支店としてつくられたところで
古代ギリシャ様式の美しい建物です。
ぼくは普段からルネスホールの近くを通りがかったときはよく「素敵だなぁ」と思って眺めていたのですが、
今回初めて中に入れるということで、とても楽しみにしていました。
会場へ向かう途中には、せっかく岡山(街)に出て来たので同僚の人たちや今度一緒にパーティーをする子どもたちに
クリスマスプレゼントを買ったり、会場の前あたりでは大好きなカフェのオーナーさんに偶然お会いしたりして、
ゆるゆるしながら到着。
当たり前だけど、そこにはたくさんのゲイの人がいました。
こんなにゲイの人(イケメンの人ばかりで自分みたいな3流芸人(?)がこんなところに居てもいいのかと考えてしまうほど)が
岡山に存在してるのかとなんとなく感心したりしていましたが、
そんなイケメンたちには目もくれずまずはトイレに直行しました。(早漏ですいません。)
その後無事に会場に入ると、そこにはなんとも素敵な空間が広がっていました。
写真が撮れなかったので残念だけど、とってもオシャレで、大御所歌手のクリスマスディナーショーみたいな感じでした。
恐れ多くも大好きなカフェのオーナーさんと同じテーブルを囲ませていただいて、
(声をかけてくださって本当に感謝。)すぐにパーティーが始まりました。
ちなみに同じテーブルには、以前みかんと柚子を間接的にいただいた方もいらしていて、
お礼も言うことができて一安心でした。
それからはあっという間。
コント、アカペラ、カラーガード、バンド、ジャズ、アンサンブル、今話題のたくやさんの登場、などなど盛りだくさんの内容で、
サクマドロップの缶みたいに次にどんな色が出てくるか分からない楽しさ。
ひとつひとつのショウはどれもクオリティーが高くて、見てて終始ワクワクドキドキ。
カラフルでスイートな魅力がたっぷりたっぷり詰まった時間でした。
きっとここまでのパーティーにするために、ぼくの想像を超える忙しさや苦労があったのだと思いながら、
演者の方、スタッフの方、その他の方々、本当にお疲れ様でした、と心の中でそっとつぶやいてみたり。
久々にいいものを見せてもらったなぁ、と純粋に思ったり。
もっと聴きたかった、なんて贅沢言ったり。
出演された方は岡山の人ばかりではないと思うけど、それでもやっぱり岡山のゲイ(レズビアンの方々も含めてですよ)は
素敵な人が多いなぁと思いました。(単に視野が狭いだけ?でもホントにそう思うのです。)
そうして瞬く間にパーティーは終わりを迎えました。
出演者の方々のキラキラした笑顔に感動。
ぼくは翌日早朝の仕事のために足早に会場を去り(本当は特におしゃべりする友達もいないw)
「やっぱ音楽っていい!音楽ってすばらしい!」と、静かに心の中で興奮し叫びながら
暗い歩道をひとり歩いていたのですが、誰か駆け足で後ろから迫り来ていたのでびっくり。
なんと今回のパーティーで出演者であったシュウさんでした。
ブログを通してお知り合いになって、たぶんもう何年にもなるのだけれど、
面と向かってお話させていただいたのは初めて。
恥ずかしかったりびっくりだったりで、何を言ったかあまり思い出せないけど、
会話の中でなんだかふわふわしたような不思議さと安心感を感じたのはきっと
たぶんお互い初めて会ったのに、お互いを知ってるからなんでしょうね。
シュウさんありがと。会えて嬉しかった。大好き。
終わりに。
ぼくには人前で音を奏でるなんて勇気がないのだけど(というか楽器できない)、
観客が見守る中、音をつくり出す人たちっていうのはほんとうにカッコイイ存在だなぁ、と思いました。
会場と一体となる美しさというか、楽しさはやはり音をつくる人たちにとってかけがえのないものだろうと
思い、少しうらやましくも思いました。
いろんな人の想いが風船の中、パンパンに詰まった大切な夢のパーティー。
でもまだまだこれからどんどん膨らんで空高く飛んでいく気がしました。
忘れることのできない夜となりました。
ではまた。