やまもとひろきのおもいで貯蓄。

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エジプト風モロヘイヤとトマトのスープ

   

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「夏が終わる!」
「モロヘイヤ食べてない!あわわわわわ!」
と思い、上の写真のモロヘイヤを購入。(実際には日中すごく暑くてバテバテですが)
葉の柔らかさ、とっても美しいですね。
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エジプトでは古代エジプト時代から元気のつく野菜として、
誰もが「王様の野菜(ムルーキーヤと呼ばれた)」「宮廷の野菜」の名で親しんできた野菜だそうで、
ファラオの墓の壁画にはモロヘイヤの料理法が描かれているらしいです。(ほんと?)
ちなみに、モロヘイヤといえばとりわけ、βカロテン
パセリやにんじんと比べても、1.5倍で、
食物繊維はほうれん草の2.5倍と圧倒的な栄養価。
カルシウムも、ナンバー1の含有量(ほうれん草の7倍)で野菜の中で最高値のビタミンB1が含まれるそうです。
また、ビタミンB2は他の緑黄色野菜に比べて、桁違いに高いそう。(トウガラシが0.37mg)
そんなモロヘイヤはエジプトでは日常的に消費されるそうで、
こんな栄養素の高い野菜を毎日食べられることが個人的にうらやましいです。
ということで、今回はエジプトでは日本の味噌汁的意味合いを持つモロヘイヤのスープをつくりました。
(稲森かをるさんのモロヘイヤについての本に書いてあるレシピを参考にさせていただきました。素敵な本に感謝。)
夏らしく色合いも補色同士で良いかと思い、トマトも入れてみました。
–今回の材料は4人前-------------------------------------------------------—-
・モロヘイヤ     スーパーで売られている1袋分(おそらく茎を含めて約100gです)
・鶏肉       240g
・大玉トマト     1個
・たまねぎ      中玉1個
・にんにく      1片
・固形バター     1個
・塩こしょう      少々
・水         800cc
・固形コンソメ    2個
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まず、油を熱して、スライスした玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがあめ色になったら、ひとくち大に切った鶏肉を入れて、肉の色が変わるまでそのまま炒めます。
その後、水とコンソメを入れ、煮立ったら中火。
アクが多く出るので、それを取り除きながら約20分煮込みます。
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煮込んでいる間にモロヘイヤをさっと塩茹でして(基本モロヘイヤは葉っぱだけ使います)冷水にかけ、
水気を切ったものを細かく刻みます。(ねばりが出るまで細かく細かく。)
できたら、鍋に入れてさらにひと煮立ちさせます。一緒に8等分くらいにしたトマトも入れます。
あとは、みじん切りにしたニンニクをバターで香りが出るまで炒め、それを鍋に入れ、
塩コショウで調味すれば完成です。
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パセリはなんとなく飾りで入れてみました。
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モロヘイヤのダークグリーンにトマトのヴィヴィッドな赤、鶏肉のアイヴォリーな感じが良いです。
味もシンプルで、飽きずに楽しめそうです。
さっぱりした鶏肉と酸味の効いたトマトを入れたことで、食欲の湧かない夏でもさっぱりいただけると思います。
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エジプトではバターライスやパンにかけて食べるそうで、
白いご飯にかけていただいてもみました。猫まんまみたいになりましたが、なかなかイケます。
ぜひ1年中食べていたい野菜です。
ごちそうさまでした。
それではまた。

 - おもいで。