やまもとひろきのおもいで貯蓄。

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Snowing in OKayama !

   

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「岡山市に雪が積もった!」
ニュースによると岡山市では午前9時の時点で8センチの積雪を記録で、4センチ以上の積雪はなんと1994年2月12日(9センチ)以来20年ぶりだそうで。
昨夜から雪が積もる可能性が高いと報道されていたものの、どこか他人事。
それでも仕事に遅れては困ると思い、少しだけ早めに起きた今日、午前5時。
布団から出るのが面倒で、枕元に置いていたiPhoneを手に取りTwitterで近況確認すると、
なんと積もっている写真が多数。
それからとぼとぼと起きて、朝食のパンで口の中をちょっと火傷した。
それでも少しわくわくしながら仕事着に着替えて、ついに玄関の扉を開けると、びっくりした。
「すごい降ってるっ!!!!」
外がいつもより明るかったのは雪のせい。「美しいな。」と思った。
さっそく自転車に乗っていざ出勤。
今日はいつもの出勤コースがアドベンチャーのような危険とドキドキワクワクを孕んだものとなった。
滑らないように速度を落として進むものの、これがすべるすべる。(受験の日じゃなくて良かった笑)
結局、会社には3分遅刻し(ほんとにすいません)、
道中、「うおおぉぉぉおっ!」って言いながら2回転倒した。
でも、ハアハア言いながらも興奮している自分。
コケるのがこんなに楽しいと思ったのは子どもの頃以来か。
朝早いと車なんかも少ないから、すごくきれいな白のキャンパスに自転車で絵を描いているような気分になって
とっても気持ち良かった。
そうして仕事をせっせと片付け(こんな雪の中でも朝早くから来てくださった皆さんに本当に感謝!)、
帰ろうとするとまだ雪が降っていた。(ショック)
今回はたくさんの車が通った跡が雪を汚し、さらに溶けた雪が固まったのか結構ツルツル。
一層気を使って帰らないといけないのであった。
お店の駐車場では子どもが雪を見て無邪気にはしゃいでおり、
ぼくにもあんな頃があったのかなぁ、と懐かしくも思ったりしながら自転車を押した。
しかしそんな清らかな(?)気持ちを一蹴するかのように、
車道脇を通っていると行きかう車たちからの雪水ぶっかけの洗礼。
「速度落とせや、。」と思いつつも、仕方がないのでそのまま進んだ。
足元のコンディションは最悪で、靴の中までびしょびしょ。
カキ氷に足を突っ込んで歩いているようだった。(例え悪い)
あんなに早朝きれいだと思った雪景色も、帰りでは目を背けたくなるほど汚かった。
ただ、車が頭に雪をのせたまま走る姿はなんだか帽子をかぶっているみたいで可愛かったし、
誰も入っていないところは雪の絨毯がそのままで、なんとも心休まる景色となっていた。
そんなこんなでいつもの2,3倍は時間がかかったものの帰宅。
隣のお宅のおじちゃんとおばちゃんが雪かきをしており、
近所の子どもは雪だるまをつくって遊んでいた。
自分はというと、早くぬくぬくしようと、濡れた服を洗濯かごに放り込み、
すかさぐコタツにin。(怠惰人間の性ですな。)
そしてそのまま寝てしまったのであった。
1日振り返って、北国の人たちはこんなに辛いことを毎年のように味わっているのだと思うと本当にすごいな、と。
こういう日は自分にとっては、1日だけだからこそ楽しいのであって、今はそんな気持ちもどこへやら。
明日の道路のスベリ具合だけがとても気になっているのであった。
でも、子どもの頃に少し戻れたかのようだった。それが何より嬉しかった。
全部ひっくるめていい日になった。
それではまたー。

 - おもいで。