やまもとひろきのおもいで貯蓄。

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27さい。 / 27-year-old

   

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12月10日。
27歳になりました。
なんだか27年も生きてこれたことがぼくにとっては不思議なのですが、
それでも生きてこれたのは今まで出会ってきた人たちのおかげで。
出会ってくださって、ありがとうございます。
それから誕生日コメントをくださった方々、パーティーに誘ってくださった方々、プレゼントをくださった方々。
本当に嬉しかったのです。ありがとうございます。
今の自分って幸せなんだなぁ、って思います。
でも。
世の中の同じ年齢の人たちと自分を比べるなんて馬鹿げているのは分かっているのですが、
「自分は他の人たちに比べてちゃんとした人間になれているのだろうか。」といつも考えてしまいます。
頭の中は変わらずのお花畑状態で、英語の勉強しに来たはずのにろくに英語も話さず日本の本ばっかり読んでるし。
20歳で仕事を始めた頃「自分は結婚できないし子どもも持てないから、仕事だけはちゃんと頑張ろう。」なんて勝手に決めたくせに、いまだに最低自給のアルバイトで、お金を貯めることすら難しいし。
「カナダにもっといて、もっといろんなことを勉強していたい。」なんて思うけど、お金がないぼくにはそれこそ夢物語で。
どうすればいいんだろうなんて頭ばかり悩まして。
そんな自分とは正反対に、同じ年の人たちが日本でガンガン働いて、お金を稼いで、出世して。
同級生の子たちが続々と結婚していって、子どもが生まれていて。
「これから自分の人生、どうなるんだろう。」
そんな怖くて淋しい思いが心の片隅で少しずつ黒いシミとなって蔓延していっているのがわかります。
「安心できる自分の居場所が欲しい」という想いがいつも胸の内にありながらも、
こうして日本とニュージーランド、カナダへと転々と暮らしきて、「いつになったら自分はそんな場所がつくれるんだろう。」なんて思ったりするわけで。人生の平均台に立ったままカラダのあちこちが微妙にズレてきていて、これ以上落ちずに生きていけるのかと心配になるのです。
基本、弱いんですね。人と自分を比べちゃう。ぼくも人間だし。
でもできたら、自分に誇りを持ってもっともっと強く在りたい、なんて大それたことも思うのです。
ということで。
そんなネガティブな感じで、27歳を迎えました。
はぁぁぁー、ダメ人間w 頭の中を年末までに大掃除しないと、考え事のゴミばかりで年を越せるかどうか心配になります。
ぼくがこんなもんだから、この文を書いている途中にシャッフルしていたi PodさんからZARDの「負けないで」が。
さすが我がi Pod、付き合いが長い分よく分かっていらっしゃる。どうもありがとう。
でもそんなこと言われなくても
「山本、負・け・ま・せ・ん!!!!!!!!」
誰かと自分を比べてもしょうがないことも分かってるし、比べたとしても他人の良い面を自分にもっと吸収させるっ!
カナダにもっといたいっ!
野菜と果物の美しさをもっと多くの人に伝えたいっ!
たくさんお金を稼いでエイズにかかっている子どもたちを助けてあげたいっ!
本をたくさん並べられる素敵なお家も欲しいっ!
太りたいっ!(ガリガリすぎてこの冬を越えられるかどうか。死活問題。)

そして、誰よりも美しい人間になってやるのですっ!!!
だから引き続き
「山本、が・ん・ば・り・ま・す!!!!!!!!」
ぼくはよく年齢をバナナに例えます。体に染みができていく様が、人とバナナは同じだからです。
バナナではその染みのことを「シュガースポット」と呼んでいます。しみが果皮に出ることでより甘く、より栄養価が高くなるからです。人間の場合は、染みは嫌われ者ですが、バナナの場合はむしろ嬉しいんですよね。
だからぼくもできたらバナナみたいに美味しく熟していきたいものだとよく思います。
ハッピーバースデイ・トゥー・ミー。
自分らしくがんばりまっしょい。
それではまた。

 - かんがえ。