やまもとひろきのおもいで貯蓄。

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ゲイ専用ブログリーダー「GBr」の価値

   

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ゲイ専用のブログリーダー「GBr」に久しぶりに今日アクセスしてみると、いつの間にか使えなくなっていた。
(上の画像はトップページから拝借しました。)
思えばこのゲイのブログリンク集を知ったのはあんまりよく覚えていないのだけど、20歳ぐらいの頃だったように思う。
ぼくにとって唯一のゲイの世界で、自分と同じような人の本音が聞ける唯一の場所。
(そのころゲイバーなんかに行こうなんて考えてもいなくて、掲示板に潜むエッチな人たちしかこの世にいないのかと
思っていた。そんな狭い狭い世界で生きていた。)
仕事が休みの日なんかは、夜な夜なこのブログリーダーに登録されていたブログを片っ端から開いて
眺めていた。そこにはちょっとエッチな写真だったり(笑)、
同年代の人の恋の話しや仕事の愚痴、こんなもの買ったよみたいな報告・記録から、
年上の人のちょっと考えさせられる話しだったり、ゲイで生きるのが辛いっていう叫べない叫びだったり。
新しいことがたくさんたくさん在った。
登録されているブログは数百とあって、自分好みのブログを見つけるのが楽しくてしょうがなかった。
やっぱり良い文体を持っている人のブログはすごく面白くて、
文章に個性が出せる人って素敵だな、と思いだしたのもこの頃だと思う。
そんなもんだから、気になった人のブログにはお近づきになりたくて、おそるおそるコメントを残したり。
どうやったら自分のブログも読んでもらえるんだろう、って考えたり。
だからこのブログリーダーは僕にとってのゲイの世界への入り口。
まだゲイの世界というものをよく分かっていなかった自分にとって(今もたいして分かっていないが)、
このブログリンク集に出合わなかったら、うまくゲイとして今生きることができていなかったんじゃないかとさえ思う。
あっ、みんなゲイでも普通に生きてるんだなぁ、って。
仲間がいるんだ、って。
生きてていいんだ、って。
残念なことだけど、時代の移り変わりとともに、ブログ → mixi →Twitter,facebook みたいになって
ブログはだんだん廃れてきてはいるけど、
自分を一番残せるのはブログだと未だに思うし、
過去を一番見つめなおすことができるのも、やっぱりブログ。
何千何万ものネタが毎日飛び交うゲイたちのツイッターはすごくすごく面白いけど、
やっぱり自分にとっては面白いだけで。
ぼくにとって必要なことはぼくが息をしなくなるまで生きた跡をこの世に残しておくことだから、
こうして下手ながらも少しずつブログに記録を残しておくことが大事だな、と改めて最近思うわけです。
GBr、今までお疲れ様でした。
個人のゲイの方がつくられたそうで、その方には本当に感謝。
ありがとうございました。
あなたのおかげで、ぼくはこうして今も生きてます。
でも復活も待ってます。
いつでもいいから、もしこの記事を見つけられたら、いつかお願いします。
ぼくはこのリーダーが未だ価値があるものだと思っています。とっても。
それではまた。

 - かんがえ。